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首都東京体感治安(11、12日 単位レベル)
街頭犯罪住居侵入が減少
【治安うんちく】
治安情勢を観察する際の大きな指標となる重要犯罪―なんと、「学生の街」の平穏な街として知られる東京都高田馬場の街頭で、22 歳の女性が42歳の男に刃物で刺されて殺害される事件が発生した。今のところ殺人未遂の現行犯だが警視庁は殺人として捜査している。犯行の動機について男は「女性に金を渡したが返してくれなかったので―」と供述しているという。不安を与える通り魔ではなく若干は弱まるが、それでも不安感を煽る事件であり、体感治安レベルを1ポイント悪化したことにする。
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警察庁によると、令和7年1月現在の主な街頭犯罪の認知件数は1万5785件で、前年より55件の減少。検挙件数は1631件で132件の減少。この結果、検挙率も0.8ポイントダウンして10.3㌫と低かった。検挙人員も47人減の616人。
減少数が大きかったのは器物損壊で284件減の4104件。検挙件数も27件減って547件。検挙率は0.2ポイントダウンした13.3㌫と低い。
ところが住居侵入が134件も増えて842件なのである。検挙件数も18件増の416件で、検挙率も高く49.4㌫もあった。
主な街頭犯罪の認知件数のランキングは東京の2436件、大阪の2398件、愛知の1360件、埼玉の1327件、神奈川の1249件などと続く。東京がなんと185件も減少しているが愛知は143件の増加だった。
検挙率のランキングは山形の208.3㌫、新潟の86.8㌫、鹿児島の62.1㌫、徳島の40.9㌫など。
低かったのは岩手の2.8㌫、鳥取の3.3㌫、東京の4.2㌫、香川の4.8㌫、佐賀の5.4㌫、埼玉の5.8㌫などと続き大阪は8.5㌫だった。
増加している住居侵入の認知件数ランキングは、東京と神奈川の各58件、千葉の56件、大阪の55件、愛知の52件、兵庫の48件などだった。兵庫が前年より21件、千葉も19件増えている。
首都東京の体感治安は「レベル3(イエロー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★ミャンマー詐欺拠点に滞在か タイ警察、日本人2人拘束(12日)時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025031200515&g=soc
★山形鉄道、1億円被害 企業に相次ぐ山形銀装う電話、県警がフィッシング詐欺で捜査(12日)共同
https://www.sankei.com/article/20250312-UWS546XK45MHFDFMMSU6ITB5LY/
★警視庁名乗る電話 250万円だまし取られる 群馬・高崎市の男性(9日)共同
★海自の男性3尉免職、闇バイトで特殊詐欺 「借金で困っていた」と関与認める 千葉(7日)産経
★カンボジアでも特殊詐欺関与か タイで拘束の日本人男(6日)時事
★特殊詐欺防止に貢献 「特別防犯支援官」の伍代夏子さんらを警察庁が表彰(5日)産経
★「出し子」の指示役か 窃盗などの疑いで暴力団員逮捕 容疑否認(5日)NHK
★「架空名義の口座」を渡し犯罪組織の金の出入り監視、警察庁が本格検討…闇バイト指示役の摘発狙う(4日)読売
★特殊詐欺拠点、ミャンマー国境で邦人保護 道警が逮捕状(1日)日経
★「女性を妊娠させた」息子かたる男から電話 84歳女性、弁護士費用名目で320万円詐欺被害 姫路(28日)共同
★ミャンマー東部で見つかったとされる日本人 “帰りたくない”(28日)NHK
★SNS型投資詐欺、なりすまし広告に刑事罰 法改正で新設(28日)日経
★「カンボジアでバイト」、特殊詐欺絡みか 20代男性、出国後に行方不明―警視庁(28日)時事
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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