« 2025年3月 6日 (木) | トップページ | 2025年3月 8日 (土) »
首都東京体感治安(7、8日 単位レベル)
略取誘拐の検挙率がアップ
【治安うんちく】
今年に入り、略取誘拐人身売買の認知件数が減っているものの検挙件数が増加。検挙率も大幅にアップしている。以下は最近の検挙報道の一部だ。
★大阪・道頓堀の「グリ下」近くで勧誘した少女を売春させた疑い、20代の男2人逮捕…東北に連れ出す(14日)読売
★埼玉少女誘拐 アサガオ種の薬で洗脳、少女は一時脱出も話聞いてもらえず絶望…寺内樺風被告の法廷で明かされた監禁の日々(10日)産経
★高校生連れ込み疑い、男逮捕 大阪府警、10代男女4人を保護(8日)共同
★家出願望の女子高校生をSNSで誘惑 未成年者誘拐疑いで31歳男を逮捕 群馬県警高崎署(13日)共同
…… …… …… ……
警察庁によると、令和7年1月現在の略取誘拐人身売買の認知件数は36件で、前年より14件の減少。ところが検挙件数は2件増の33件で検挙率はなんと前年より29.7ポイントもアップして91.7㌫。検挙人員は4人増えて26人だった。
認知件数のランキングは東京の8件、大阪の5件、愛知の3件と続き、2件が北海道、宮城、群馬、埼玉、新潟、兵庫の6県。
発生が無かったのは青森、栃木、静岡、福井、京都、広島、高知、沖縄など33府県もあった。
検挙率のランキングは神奈川と福岡の各200㌫、そして100㌫が東京、埼玉、滋賀、大阪、鳥取、島根、鹿児島の7都府県。
検挙率0㌫は東北地方6県や四国地方4県など34県もある。
昭和の時代なら身代金目的の誘拐事件だが、近年は被害者自らついていくなど時代も違い、犯罪の形態も違っている。
捜査1課担当当時は、24時間寝ずに警察の発表待ちという状況が何度あったことか……
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★海自の男性3尉免職、闇バイトで特殊詐欺 「借金で困っていた」と関与認める 千葉(7日)産経
https://www.sankei.com/article/20250307-LJEWSR7AXBJEZBPQ5DT2SR3BRM/
★カンボジアでも特殊詐欺関与か タイで拘束の日本人男(6日)時事
★特殊詐欺防止に貢献 「特別防犯支援官」の伍代夏子さんらを警察庁が表彰(5日)産経
★「出し子」の指示役か 窃盗などの疑いで暴力団員逮捕 容疑否認(5日)NHK
★「架空名義の口座」を渡し犯罪組織の金の出入り監視、警察庁が本格検討…闇バイト指示役の摘発狙う(4日)読売
★特殊詐欺拠点、ミャンマー国境で邦人保護 道警が逮捕状(1日)日経
★「女性を妊娠させた」息子かたる男から電話 84歳女性、弁護士費用名目で320万円詐欺被害 姫路(28日)共同
★ミャンマー東部で見つかったとされる日本人 “帰りたくない”(28日)NHK
★SNS型投資詐欺、なりすまし広告に刑事罰 法改正で新設(28日)日経
★「カンボジアでバイト」、特殊詐欺絡みか 20代男性、出国後に行方不明―警視庁(28日)時事
★ロマンス詐欺の被害金収受か 容疑で35歳ホスト逮捕―警視庁(27日)時事
★「海外詐欺の捜査推進を」 坂井国家公安委員長(27日)共同
★人口20万人規模では異例…東海署管内、昨年の特殊詐欺被害総額で愛知県内ワースト1に(27日)共同
★特殊詐欺拠点で邦人20人不明か ミャンマー武装勢力(26日)日経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
最近のコメント