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首都東京体感治安(11、12日 単位レベル)
重要犯罪が増加
【治安うんちく】
警察庁が昨年実施した日本の体感治安の調査で、過去10年間で「悪くなった」と回答したのが76.6㌫もあったが、それを裏付けているのが重要犯罪。治安情勢を観察する際の指標となる数字だ。その重要犯罪が令和に入って最多となったのだ。
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警察庁によると、令和6年の重要犯罪の認知件数は1万4614件で、前年より2242件の増加。令和元年以降で最多なのである。
罪種別で最も増加したのは不同意性交等で、1225件増の3936件。これに続くのは896件も増えて6992件の不同意わいせつ。62件増で588件の略取誘拐人身売買、殺人は58件増えて970件、強盗が9件増の1370件。唯一減少したのは放火で8件減の758件だった。
認知件数のランキングは東京の1889件、大阪の1780件、埼玉の1147件、愛知の967件、兵庫の941件などとなっており、東京はなんと前年より281件も増えている。
認知件数が少なかったのは島根の45件、山梨と徳島の各55件などと続いている。
なお、検挙件数は1万2641件で2523件も増え、検挙率は4.7ポイントアップの86.5㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★昨年の特殊詐欺被害額は過去最悪153億円、警察官かたる手口急増 1件あたりも高額化(10日)産経
https://www.sankei.com/article/20250210-NKHCMQ7MFRPKJL2FJQXMK7KVFM/
★邦人4人、ミャンマーで詐欺関与か タイ警察が拘束(8日)時事
★親族装う電話で現金2400万円だまし取る 特殊詐欺「受け子」を詐欺容疑で再逮捕(7日)産経
★“簡単に稼げる”副業に注意を 去年の被害額10億円超 消費者庁(7日)NHK
★「スマホ副業」で高額請求相次ぐ 10億円被害か、登録名を公表(6日)共同
★元スタイリストの男、架空取引へ出資持ちかけ5000万円詐取容疑…5年で30億だまし取ったか(6日)読売
★SNS型ロマンス詐欺事件 1億9971万円被害 広島市の80代男性 広島県内で過去最悪(5日)共同
★SNS詐欺トップか男逮捕 十数人規模グループ、大阪(4日)共同
★警察官や検察官名乗り電話、3億円だまし取られる 石川の60代女性が被害 特殊詐欺か(4日)産経
★【速報】30代国家公務員男性、マッチングアプリ通じ570万円被害 「結婚のための貯金」投資名目で(3日)共同
★フィッシング詐欺メールの報告件数 去年170万件余 過去最多に(3日)NHK
★SNSで「人生を変えたい人」と投稿し架空事業へ投資持ちかけ、1億2400万円詐取…男2人を容疑で逮捕(31日)読売
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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