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首都東京体感治安(1、2日 単位レベル)
有罪率は高いのだが-
【治安うんちく】
罪種によって違うが日本警察の刑法犯検挙率が昭和の時代は60、70㌫台もあったが、平成に入り増減を繰り返しながらも40㌫台になっている。一方、検察による起訴率は昭和の時代は50㌫台が多かったが平成25年以降は30㌫台と低くなった。ところが、裁判での有罪率は90㌫台と極めて高いのである。以下は、最近の報道のいちぶだ。
★元暴力団幹部の被告に懲役28年 神奈川の殺人や千葉の逮捕監禁致死、一部無罪も(24日)産経
★神奈川・平塚の園児死亡、元保育士に無罪判決 横浜地裁(16日)日経
★検察、逆転無罪受け上告 猪苗代湖ボート死傷事故(27日)時事
★滋賀医大生らの性的暴行事件、逆転無罪で大阪高検が上告(26日)日経
★滋賀医大生2人に逆転無罪、性的暴行事件 大阪高裁(22日)日経
…… …… …… ……
司法統計などによると、令和5年裁判所が発した逮捕令状の総数は8万4841人で請求の98.6㌫。却下は76人で0.1㌫だった。捜査機関が請求を取り下げたのは1150人で1.3㌫となっている。
また、逮捕された被疑者のうち検察官が請求した拘留状を発したのは8万9424人(96.3㌫)で、却下されたのは3548人(3.8㌫)となっている。
さらに保釈率は保釈を許可したのは自白事件では26.5㌫で否認事件では11.7㌫。
問題の裁判の有罪率は、第一審の総人員4万6400人のうち有罪はなんと95.5㌫にあたる4万4310人で、無罪は0.2㌫の77人。有罪率は極めて高いのである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★SNSで「人生を変えたい人」と投稿し架空事業へ投資持ちかけ、1億2400万円詐取…男2人を容疑で逮捕(31日)読売
★トランプ占いで数億円被害か…20代女性、「金銭に不幸招く菌が付いている」と言われ169万円引き出される(30日)読売
★暗号資産への投資誘われ3828万円分だまし取られる…フェイスブックで知り合った男から、青森の50代男性(27日)読売
★宇都宮の61歳男性、暗号資産8000万円超被害 SNS型ロマンス詐欺か(22日)共同
★狙われる無人ATM 特殊詐欺団、銀行員の声かけ回避か(22日)日経
★徳島県警と地銀ホットライン整備 特殊詐欺対策(21日)共同
★「詐欺」口座情報、ゆうちょ銀が警察に情報提供…協定締結(18日)読売
★3750万円だまし取られる 多気町の男性、投資など名目 三重(18日)共同
★うそ電話で30万円の詐欺被害 相談受けた警察官 詐欺見抜けず(17日)NHK
★特殊詐欺で詐取の金を駅のロッカー介して回収か 暴力団員逮捕(17日)NHK
★タイ警察、パタヤ拠点に還付金詐欺繰り返した6邦人逮捕 日本の高齢者ら狙い電話(15日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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