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首都東京体感治安(26、27日 単位レベル)
犯人捜査での防犯カメラ
【治安うんちく】
長野市のJR長野駅前で男女3人死傷事件の犯人は、同市内に住む46歳の無職の男だった。この事件では警視庁をはじめ他県警からの応援を含めて220人態勢で行方を追っていたもので、なんと複数の防犯カメラをつなげる「リレー捜査」が検挙につながった。近年の犯罪捜査には防犯カメラの活用が大きな効果をあげている。 …… …… …… ……
警察庁によると、令和5年の刑法犯検挙件数25万8602件のうち、被疑者を特定した警察活動の最多は被疑者の取り調べで5万5491件。これに続くのが防犯カメラとドライブレコーダーの4万3130件。中でも防犯カメラは4万2358件もある。
そして職務質問の2万0482件と続くが、その中で自動車警ら中は7313件、徒歩・自転車警ら中が3963件なのだ。さらに聞き込み捜査の3638件などとなっている。
今回のような殺人では検挙件数814件のうち、最多は参考人調べの194件。そして防犯カメラ、ドライブレコーダーの55件、緊急配備中や自動車警ら中、徒歩警ら中の職務質問が51件、聞き込み捜査の29件などと続いている。
事件捜査に防犯カメラの活用がいかに大事かが改めて認識させられた。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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