« 2024年12月31日 (火) | トップページ | 2025年1月 2日 (木) »
首都東京体感治安(1、2日 単位レベル)
犯罪抑止が最大だ
【治安うんちく】
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
それにしても令和6年は「良い治安情勢」とは言えませんでした。警察庁が令和5年7月に定義した組織犯罪の類型である「トクリュウ(匿名・流動型)」なる新たな形態の犯罪が登場。そのひとつとして「闇バイト」なる強盗犯―SNSを利用して実行犯を雇い強盗などの凶悪犯罪を実行するという脅威的な犯罪の出現には驚かさせられました。
警察当局の対処も素早かった。12月12日には警察庁の露木長官が記者会見で、「仮装身分捜査」を実施すると発表したのです。
一般人になりすまして闇の連中に近付き検挙しようというもの。早いもので政府も17日には犯罪対策閣僚会議で実行することを決定したのです。
ところが、こうした事について、某テレビ局の元警察官OBのコメンテーターが、「身分を隠してするから良いのであって、それを事前にばらしてしまうなんておかしい」と批判したのです。
警察は犯人を検挙することも大事ですが、最も大事なのは「犯罪被害者を一人でも出さない」が最大の仕事なのです。
現に8月以降、北海道や東京をはじめ近県で続発していた闇バイト利用の強盗でバイト56人を逮捕している。ところが12月に入って20日以降、発生の報道が無いのです。捜査手法を変えると言ったから減少したのかは分かりませんが、抑止力になったことは間違いないでしょう。
過去に、防犯カメラを「監視カメラ」と称して設置に反対する国民が多かった。それが今、誰一人として文句を言わない。犯罪捜査にものすごい効果をあげているからなのでしょう。結果的にそれが犯罪抑止につながったのです。
「いつの世も悪は絶えず」と言いますが、国民みんなで協力しあうことが大事なのではないでしょうか。今年も頑張りましょう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★「あなたに逮捕状」とかたる詐欺、被害額が前年比250倍の41億円…都内で1~11月(1日)読売
★茨城県警の警察官名乗る男が「口座調査」かたり70万円詐欺、新潟県上越市の30代女性が被害届(28日)共同
★岩手県内で特殊詐欺が急増 警察かたる事例目立つ(28日)共同
★SNS投資詐欺で2億円被害 山口の60代男性、アナリスト名乗る人物に(27日)産経
★「デートクラブ入会で女性と」…2550万円だまし取られる 群馬の63歳会社員(26日)共同
★福岡で被害1億円超の詐欺相次ぐ…「あなたは連続強盗の主犯格」「投資利益の手数料」(25日)読売
★電話で「携帯電話が不正利用されている」…新潟県燕市の50代女性が警察官かたる男らに100万円だまし取られる(24日)共同
★【速報】中3、口座情報入手し400万円窃盗疑い(24日)共同
★時価2億円の金詐取被害、仙台 70代女性が資金調査名目で(23日)共同
★「指示通りやればもうかる」…4160万円だまし取られる 群馬の33歳会社員(23日)共同
★LINEで「仮想通貨の知識を指導」…SNS型ロマンス詐欺で610万円被害 群馬・前橋市の64歳男性(23日)共同
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
最近のコメント