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首都東京体感治安(3、4日 単位レベル)
不同意わいせつの増加が続く
【治安うんちく】
都内を走行中の電車内で、18歳の女性に背後から抱きついたり下半身を押し付けるなどをしたとして38歳の警備員の男が警視庁に逮捕された。女性が抵抗した際に手を打撲するなどしてけがを負わせている。なんとこの不同意わいせつの認知件数が増えており、しかも重要犯罪では最多なのである。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年9月現在の不同意わいせつの認知件数は5132件で、前年同期より798件の増加。令和2年の3066件から連続で増え続けており、過去5年間で最多なのである。
検挙件数は4031件で同846件の増加でやはり5年間で最も多い。検挙率は5.0ポイントアップして78.5㌫だった。検挙人員は3017人で518人の増加。うち少年は67人増の282人だった。
認知件数のランキングは大阪の610件、東京の599件、埼玉の524件、兵庫の398件、愛知の302件などと続く。埼玉がなんと前年より81件も増えている。
検挙率のランキングは島根の120㌫、和歌山の105㌫、佐賀の103㌫、岡山の102.1㌫、愛媛の92㌫など。
低かったのは鹿児島の60.9㌫、高知の65.5㌫、岩手の64.1㌫、徳島の68.2㌫、宮城の69.1㌫などと続く。
東京は88.3㌫、大阪は71.3㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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