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首都東京体感治安(27、28日 単位レベル)
街頭犯罪が増加
【治安うんちく】
重要犯罪が増加しているが、同時に犯罪の凶悪化が目立っている。中でも街頭での犯罪が増加傾向にあるのだ。こんな事件が起きている。
9月9日に大阪府枚方市の路上に止めてあった乗用車から衣類などの入ったリュックを盗もうとしたが、発見され近くに待機していた車で逃走してしまった。盗まれそうになった車はなんと警察官の乗用車。さすがは警察官。行為途中で発見された犯人は自分の車で逃走。抑えようとした警察官が振り落とされけがをしてしまったというのだ。こうした街頭での犯罪が増加傾向になっている。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年9月現在の主な街頭犯罪の認知件数は16万6455件で、前年同期よりなんと7440件も増えている。検挙件数は559件増の1万6851件で、検挙率は10.1㌫。8月現在が9.9㌫だから2桁台になった。検挙人員も505人増の6234人。
年間の推移をみると統計の数字の出し方が同じになった平成27年には40万7589件もあったが、以降は年々減少しコロナ全盛期の令和3年には15万3725人にまで減少。ところが5年には21万6210人と増加。そして今年は9月現在だが7000件も増加しているのだ。
認知件数のランキングは大阪の2万4644件、東京の2万4285件、埼玉の1万3812件、愛知の1万2284件、神奈川の1万1736件などと続いている。
検挙率のランキングは山形の60㌫、福井の32.4㌫、和歌山の31.9㌫、鳥取の26.2㌫、島根の24.3㌫など。低かったのは茨城の5.1㌫、東京の6.1㌫、愛知と三重の各6.3㌫、山梨の6.4㌫など。
なお大阪は9.5㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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