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首都東京体感治安(7、8日 単位レベル)
特殊詐欺の被害額が増加
【治安うんちく】
特殊詐欺の認知件数は減少しているものの、被害額が増加している。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年7月現在の特殊詐欺の認知件数は1万0717件で、前年同期より253件の減少。ところが被害額になると48億0800万5980円も増加かして282億9913万4490円なのである。
認知件数で増加したのはオレオレ詐欺で260件増の2672件。ところが被害額になると67億1287万9300円の減少で138億5802万4420円と被害額では最も多い。
この他で減少したのは預貯金詐欺が287件減の1272件で、被害額は9億6991万3710円減って12億7852万0790円。架空料金詐欺も105件減の2842件で、額は10億2927万7000円減の69億0725万8000円。さらにキャッシュカード詐欺盗も529件減の849件などだった。
増加したのは還付金詐欺で56件増の2461件で、被害額は37億2540万2000円で9億6522万6000円の増加。他にも融資保証金詐欺も71件も増えている。
なお、検挙件数は733件減の3171件、検挙人員も139人減の1108人だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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