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首都東京体感治安(30、31日 単位レベル)
刑法犯が過去5年間で最多
【治安うんちく】
刑法犯の認知件数が増えている。しかも過去5年間で最多なのである。
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警察庁によると、令和6年の上半期(1~6月)の刑法犯認知件数は35万0350件で、前年同期より1万7550件の増加。2年連続での増加となり、しかも6月現在として過去5年間で最も多かった。検挙件数は13万3674件で同8418件の増。この結果、検挙率は0.6ポイントアップして38.2㌫。検挙人員は9万0725人で5064人の増加。うち少年は9783人だった。
最も増加したのは窃盗犯で8134件増の23万6951件。これに続くのは知能犯が6455件も増えて2万9563件。さらに風俗犯は4338件増の8138件といずれも過去5年間で最多だった。
凶悪犯は833件増の3331件だが、唯一減少したのは粗暴犯で512件も減って2万8019件なのである。
知能犯が増えた要因は詐欺犯の増加—なんと5905件も増えて2万7195件もあった。さらに凶悪犯に至っては卑劣な犯罪の不同意性交等が879件増の1823件なのである。
認知件数の増加—やはり「トクリュウ」なる犯罪組織の台頭などでの国際化、巧妙化が要因なのだろうか。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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