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首都東京体感治安(16、17日 単位レベル)
ストーカーが増加へ
【治安うんちく】
平成29年以降減少し続けていたストーカー事案の相談件数が今年に入り増加に転じている。しかも高い水準にあることから警察庁はストーカー対策を強化するため、ストーカー規制法に基づいて禁止命令を受けた加害者全員に連絡して近況を把握。精神的治療の有効性などを徹底するよう、全国の警察に通達を出している。以下は、最近の報道の一部だ。
★税務署員、ストーカー疑いで逮捕 知人女性宅付近をうろつく、島根(10日)共同
★被害者と交際の事実なし、一方的な恋愛感情で犯行か 新宿ストーカー殺人事件で容疑者の男(10日)産経
★元巡査の男、元交際相手を「地獄をあなたに贈ります」と脅迫か…昨年もストーカー容疑で逮捕(1日)読売
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警察庁によると、令和5年のストーカー事案の相談件数は1万9843件で、前年より712件の増加。平成12年以降で最も多かったのは29年の2万3079件、。以降は減少に転じて令和4年には1万9131件と2万件を割っていた。
一方、警告件数は1534件で平成23年以降最も少なかった。
検挙件数は刑法犯が1708件で令和元年以降連続で増加している。ストーカー規制法での検挙は1081件で、平成12年以降で最多を記録した。
被害者は女性が87.0㌫で男性は13.0㌫。女性の被害者の年齢層での最多は20歳代で34.3㌫。加害者は男性が79.8㌫、女性が12.6㌫で不明が7.7㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★うその投資話で詐欺容疑 1億円超被害か、北海道(15日)共同
★大惨事…女性美容師、4千万円超を失う SNSで届いたメッセージ「毎日安定」を信じた56歳、1245万円を振り込む さらに男へ3050万円を手渡すと音信不通に SNSで特定された男性逮捕「指示されただけ」なぜか不起訴に(14日)共同
★息子を装って電話詐欺、300万円だまし取った男逮捕 群馬県警高崎署(13日)共同
★リフォーム詐欺、被災地狙うトクリュウ 不安あおり、法外修理費(12日)共同
★認知症の女性から700万詐取容疑、女を再逮捕(11日)産経
★フィリピン拠点の特殊詐欺、「ハコ長」束ねた上司は特定できず…手口や生活を詳細マニュアルで管理(10日)読売
★女性から「暗号資産で一緒に稼ごう」、SNSロマンス詐欺で2億円被害…鳥取県の男性(10日)読売
★不審な国際電話に注意 「NTT」かたり架空料金請求―消費者庁(9日)時事
★ロマンス詐欺急増、「借金」名目から「投資」に 〝脱国際〟、組織的背景も(8日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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