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首都東京体感治安(6、7日 単位レベル)
投資家詐欺ロマンス詐欺が増加
【治安うんちく】
50代の男性がフェイスブックで知り合った女から紹介された男や「投資アプリ」のカスタマーセンターを名乗る者の口車にのり7800万円がだまし取られる事件が発生したり、恋愛感情を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺での被害金を回収してやると偽り、着手金をだまし取った弁護士がいるなど、だまし合いの社会は、ますます過激化している。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年5月現在のSNS型投資詐欺とロマンス詐欺の認知件数は4197件で、前年同期より3201件も増えてしまった。被害額も約548.2億円で442.2億円の増加。このうち投資詐欺は2568件増の3049件。ロマンス詐欺は633件増の1148件。
投資詐欺の被害者は男性の1593人に対して女性は1454人でこれに法人を加えると3049人になる。
犯人が詐称した職業の最多は投資家で35㌫で、著名人が19㌫。その他に会社役員や芸術芸能関係者などがあった。
一方、ロマンス詐欺の被害者は1148人で、うち男性が703人、女性が445人。男性は60代が最多で女性は40代が最も多かった。
犯人の詐称は半数近くの48.3㌫が不明だが、多かったのは投資家が10.5㌫、会社員が9.4㌫と続き、他には芸術芸能関係者、軍関係、医療関係などがあった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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