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首都東京体感治安(23、24日 単位レベル)
特殊詐欺の被害額が増加
【治安うんちく】
特殊詐欺の認知件数が減少しているのに被害額が増加している。中でもオレオレ詐欺が甚だしい。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年4月現在の特殊詐欺の認知件数は5605件で、前年同期より590件の減少。ところが被害額は131億4479万0920円で、同4億9235万6220円の増加なのである。
なかでも最も増加したのがオレオレ詐欺。認知件数が1224件で164件の減少だが、被害額は61億0303万8000円でなんと22億4149万6890円の増加だ。
形態で最も多かったのは損失補填等名目で528件もあったが、その他名目が539件もあり如何に巧妙化しているかがうかがえる。
これに対して預貯金詐欺は676件で160件の減。被害額に至っては5億6407万1080円も減って6億1344万7920円なのである。
架空料金請求詐欺も3件減少して1558件。被害額も8億2056万8000円減の32億4690万8000円なのである。
還付金詐欺は1398件で60件の減少だが被害額は4億4025万6000円増えて20億9995万1000円だった。
その他、ギャンブル詐欺は5件で2件の減少。キャッシュカード詐欺盗は491件で319件の減少などだった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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