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首都東京体感治安(11、12日 単位レベル)
関東中心に侵入盗が増加
【治安うんちく】
捜査員の間からは「令和の五右衛門」と呼ばれていた泥棒が7日、埼玉県警に逮捕された。住居不定、無職の男(52)で、特定の住居を持たず、全国を転々としながら泥棒を繰り返していたとみられている。昭和の時代はこのようにあだ名が付けられていた。
例えばビルからビルに飛び込んで行く泥棒には「怪盗むささび」。犯行のあと必ずゴミ箱に放火することから「ファイヤーマン」―後で分かったことだが、「ファイヤーマン」本来は「火付け」ではなく「火消」では?とね。
いつの世にも悪は絶えず―と言われるがなんと言っても中心は泥棒だろう。泥棒の中でも侵入盗が増えている。関東地区が多く、なんと首都圏で全国の3分の1を占めているのだ。
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警察庁によると、令和6年4月現在の侵入盗の認知件数は1万4018件で、前年同期より297件の増加。検挙件数も710件も増えて7137件。この結果、検挙率は4.1ポイントアップして50.9㌫となった。
検挙人員は1607人で65人の増加。
認知件数ランキングは埼玉の1189件、愛知の967件、千葉の886件、群馬の856件、茨城の822件と続き、東京は6番目の708件だった。驚きは群馬で前年より349件も増えており、東京近県での認知件数は4461件になり全国の3分の1を占めている。大阪は前年より100件も減って468件だった。
検挙率のランキングは徳島の122.4㌫、青森の102.5㌫、福井の100㌫、富山の91.4㌫、新潟の85.8㌫、東京の83.5㌫など。
低かったのは茨城の15.8㌫、鹿児島の21.5㌫、沖縄の26.3㌫、静岡の28.8㌫、熊本の29.0㌫などだった。大阪は47.2㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★拠点ごとに異なるサイト運営 名称も複数回変更、摘発逃れか―副業サイト詐欺・警視庁(12日)時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024061100968&g=soc#goog_rewarded
★NTTかたる請求に注意 22年4月以降、約6000件(12日)日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE11DXV0R10C24A6000000/
★森永卓郎氏かたり詐取疑い、福島 現金1千万円、中国籍の男再逮捕(11日)共同
https://www.47news.jp/11045434.html
★「副業紹介」装い詐欺疑い、26人逮捕 被害19億円か(11日)日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE1122C0R10C24A6000000/
★「JPドラゴン」メンバーか 容疑者を逮捕 特殊詐欺関与の疑い(11日)NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240611/k10014477471000.html
★防犯カード「御守印」配付で特殊詐欺被害の注意喚起 群馬(11日)NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240611/k10014476371000.html
★新潟 長岡 高齢者から1000万円だまし取ったか 16歳高校生逮捕(2日)NHK
★SNS型投資詐欺で4060万円の被害 群馬・高崎市の男性(1日)共同
★著名人なりすましの偽ネット広告、総務省有識者会議が事前審査の強化案…広告主の本人確認義務付け(30日)読売
★ロマンス詐欺救済巡り非弁疑い 大阪地検、弁護士ら逮捕(29日)日経
★SNS型投資詐欺で2424万円被害 群馬・太田市の女性(28日)共同
★投資詐欺で1億6千万円被害 森永卓郎さんかたるLINEアカウント通じ知り合う(27日)産経
★SNS詐欺で1億円超被害 実在の投資家かたる人物に投資勧められる、札幌市の40代女性(27日)産経
★23年の特殊詐欺被害452億円 認知件数は1万9千件、警察庁(23日)共同
★逮捕の元宝塚トップスター「大滝子」、他にも米ハリウッド渡航費名目で1千万円以上詐取か(23日)産経
★池上彰さん装い「優良株紹介する」2億3千万円詐欺被害 京都の70代女性(23日)産経
★池上彰さんかたり詐欺疑い LINEで710万円被害(22日)共同
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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