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首都東京体感治安(5、6日 単位レベル)
強盗犯少年の検挙者が増加
【治安うんちく】
今年の2月12日に、東京都あきる野市の臨済宗「広徳寺」内に進入して、80代の男性元住職の頭をバールで殴り重傷を負わせて現金5万円を奪った犯人は、なんと神奈川県相模原市内に住む18歳の男3人だった。強盗の認知件数は減少傾向にあるのに検挙が増加。中でも少年の検挙者が増えている。
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警察庁によると、令和6年4月現在の強盗の認知件数は437件で、前年同期より4件の減少。検挙件数は367件で19件の増加。この結果、検挙率は5.1ポイントもアップして84.0㌫だった。
驚きは検挙人員―450人で33人の増加だが、うち少年が13人増の107人で、過去5年間で最多なのである。
認知件数のランキングは東京の87件、大阪の71件、愛知の39件、埼玉の36件、神奈川の31件などと続く。
発生が無かったのは秋田、山形、長野、愛媛、長崎、大分の6県。
検挙率のランキングは福島の300㌫、岡山の133.3㌫、千葉の131.8㌫、京都と茨城の各120.0㌫と続く。
低かったのは発生があっても0㌫が高知と熊本。これに鹿児島の33.3㌫と続き、50㌫が青森、静岡、三重、滋賀、広島、佐賀の6県だった。
なお東京は82.8㌫、大阪は77.5㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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