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首都東京体感治安(26、27日 単位レベル)
検挙も減ってしまった―
【治安うんちく】
令和5年の特殊詐欺の認知件数が減少したのに、検挙件数が増加するという理想的な展開を見せていた数字的な治安情勢が、今年に入り一変している。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年の特殊詐欺の検挙件数は7212件で、前年より572件の増加。
ところが令和6年になるとまだ3月現在だが、検挙件数は前年同期より266件も減って1354件になっている。
5年のオレオレ詐欺の検挙件数は前年より355件増えて2126件だが、今年は311件で194件も減っている。
他にも還付金詐欺も101件減の200件などだが、預貯金詐欺が78件増の400件、架空料金請求詐欺も21件増の66件になていることはせめてもの救いだった。
一方、検挙人員は令和5年は3人減の2455人だが、今年3月現在は46人も減って469人になっている。
オレオレ詐欺が45人減の311人、還付金詐欺が10人減の39人だが、せめてもの救いは預貯金詐欺が14人増の116人、架空料金請求詐欺は13人増の37人になっていることだ。
「事件数が減っているが検挙数は増えている」―数字治安情勢では理想的な展開なのだが ……
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★23年の特殊詐欺被害452億円 認知件数は1万9千件、警察庁(23日)共同
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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