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首都東京体感治安(19、20日 単位レベル)
特殊詐欺に変化
【治安うんちく】
特殊詐欺の認知件数と被害額が全体的には減少傾向を見せているが、形態によっては被害額が増えており、さらなる警戒が必要だ。
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警察庁によると、令和6年3月現在の特殊詐欺の認知件数は3741件で、前年同期より792件の減少。被害額は88億5136万9920円で同4億6435万1230円の減少だった。
ところが、オレオレ詐欺は認知件数が236件減って772件なのに被害額は12億4969万9560円も増えて40億4648万7000円なのである。
さらに、還付金詐欺は108件減の960件だが額は2億6023万円も増加して14億5579万4000円。キャッシュカード詐欺盗も235件減の348件だが、3億6638万2710円増の4億2648万2000円だ。
これに対して、架空請求詐欺は96件減の1053件で額も8億7533万円減の22億732万2000円。預貯金詐欺も159件減の455件で額も3億7568万3080円減の4億663万6920円となっている。形態によって異なるが被害額の高騰は気になるところだ。
このほかにもSNS型投資詐欺やロマンス詐欺が増えているというから、総国民対象の詐欺事犯は治まる気配さえ見えてこない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★電話番号の末尾「0110」に注意、警察装う詐欺相次ぐ…番号表示技術を悪用か(20日)読売
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240520-OYT1T50026/
★カード2枚を詐取され120万円引き出される 群馬・みどり市の73歳男性(19日)共同
https://www.47news.jp/10941913.html
★著名投資家名乗るSNS詐欺で1億8300万円被害…振り込むたび利益出ているとアプリに表示(18日)読売
★著名人かたる広告で投資詐欺、55歳女性が3千万円被害 京都(18日)産経
★「闇バイトでやった」高校生が詐欺未遂の疑いで逮捕 千葉 船橋(18日)NHK
★投資詐欺1200万円被害 茨城の60歳女性 LINEでFX誘う アプリ通じ計4回送金(18日)産経
★【速報】動画投稿サイト広告きっかけに約1億8千万円詐欺被害(17日)共同
★感謝状の大学生、孫装い詐欺容疑 石川県警逮捕(17日)共同
★川崎の50代女性、1億8300万円だまし取られる 架空の投資で詐欺被害(17日)共同
★「お金振り込めば逮捕状取り下げられる」74歳女性が計1億4000万円振り込む(17日)読売
★SNSで勧誘の投資話で神奈川の70代男性 2億4000万円被害(16日)NHK
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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