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首都東京体感治安(8、9日 単位レベル)
粗暴犯は減少傾向にあるのだが―
【治安うんちく】
暴行や傷害など粗暴犯全体が減少傾向にあるのに、少年の検挙者が多くなっている。以下は最近の報道の一部だ。
★芦屋の中3男子生徒、弁護士名指しし脅迫メール9000通「殺害予告するとストレス解消」(13日)読売
★大学生が意識不明の重体、傷害容疑で17歳少年逮捕 熊本(23日)産経
★女子高校生に集団で暴行か 高校生ら11人検挙 川崎(8日)NHK
★19歳男性に暴行、全治3カ月の大けが負わせる 疑いで新潟県内の男女高校生ら5人逮捕・新潟県警(25日)共同
★女子中学生の髪の毛切り たばこ押しつけたか 少女2人逮捕(25日)NHK
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年3月現在の粗暴犯の認知件数は1万2718件で、前年同期より861件の減。検挙件数は1万1129件で、同21件の減少。しかし、検挙率は5.4ポイントアップして87.5㌫だった。
これに対して検挙人員は77人増えて1万1611人。驚きはこの中で少年は926人だが、なんと前年より129人も増加しているのだ。
認知件数減少の要因は暴行が455件も減って6583件、傷害も374件減の4776件になったこと。だが、依然として高水準で推移していることは残念だ。
少年検挙人員の増加は傷害が79人増で551人になったことや暴行も70人増の248人になっている。
今年1月現在の粗暴犯は4465件で前年より75件も増えており懸念されたが、2、3月は減少に転じていることは幸いである。
【事件】8日未明に、東京・新宿区西新宿のマンションの敷地内で、25歳の女性が職業不詳の男(51)に腹などをナイフで刺されて殺害される事件があった。なんと、その男は、女性につきまとい行為を繰り返したとして、4年5月にストーカー規制法違反の疑いで逮捕されていた。それがなんで‥‥しっかり検証してほしい。よって
首都東京体感治安は「レベル3(イエロー)」 とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★「三代目JSB」なりすましか ロマンス詐欺疑い、男逮捕(8日)日経
★猛威振るうフィッシング詐欺 SNS上で「ツール」ばら売りか 警察当局は資金洗浄対策強化(7日)産経
★もう少しで30万円分アップルギフト詐欺に コンビニ店員の機転で被害防ぐ(5日)産経
★「必ず当たる馬券情報ある」…提供料として660万円だましとられる、指示通り買っても的中せず(2日)読売
★SNS投資詐欺、標的はビジネスパーソン 資産形成誘う(2日)日経
★「投資詐欺」で群馬・高崎市の女性が4900万円被害 渋川市の女性は2250万円(2日)共同
★SNS投資詐欺、標的はビジネスパーソン 資産形成誘う(2日)日経
★村上世彰氏を装い投資詐欺 神戸で150万円超の被害(1日)共同
★SNS型投資詐欺が多発 被害2千件、右肩上がり(27日)共同
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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