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首都東京体感治安(30、1日 単位レベル)
重要犯罪が増えている
【治安うんちく】
犯罪情勢を観察する際の指標となる重要犯罪が増えている。しかも不同意性交等はなんと倍増、これに不同意わいせつも増加しており、まさに〝性犯罪天国〟になりつつあるというのはちと、オーバーか
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警察庁によると、令和6年3月現在の重要犯罪の認知件数は3051件で、前年同期より695件の増加。検挙件数も586件増えて2642件なのだが、検挙率は0.7ポイントダウンの86.6㌫だった。
最も増加したのは不同意性交等で408件も増えて821件なのである。さらに不同意わいせつも279件増の1362件と性犯罪の増加が目立つ。
ほかには略取誘拐人身売買も37件増の157件などだが、放火が39件減の169件、強盗も3件減の326件で殺人が13件増の216件なのである。
認知件数のランキングは東京の447件、大阪の357件、埼玉の238件、愛知と兵庫の各191件などと続き、東京がなんと前年より147件も増えたほか兵庫も65件、大阪も64件も増加している。
検挙率のランキングは長崎の157.1㌫、滋賀の144.4㌫、島根の120㌫、石川の118.8㌫、大分の114.3㌫など。
最も低かったのは福井で、それでも48㌫なのだ。これに香川の60.7㌫、徳島の63.6㌫、岐阜の69.7㌫、栃木の70.4㌫などと続く。
東京は91.9㌫、大阪は70.6㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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