« 2024年4月28日 (日) | トップページ | 2024年4月30日 (火) »
首都東京体感治安(29、30日 単位レベル)
刑法犯少年の検挙者が過去5年間で最多
【治安うんちく】
刑法犯少年の検挙者が増えている。しかも、粗暴犯や窃盗犯、知能犯、風俗犯が3月現在として過去5年間で最も多いのだ。以下は、最近の報道の一部だ。
★自称高校生ら少年3人…バール手に質店に押し入り、ペンダント奪い経営者脅した容疑で逮捕(28日)読売
★いたずら110番で「スリル味わいたかった」…高校生ら5人を家裁に書類送致(24日)読売
★14歳と15歳の中学生男女 コカイン使用疑い 岐阜県警、入手経路捜査(11日)産経
★「俺の女やぞ」と男性に因縁、暴行加え現金奪った「美人局」疑い…16歳少女と18歳男3人逮捕(5日)読売
★会社経営の男性宅から現金110万円など盗む 容疑で少年ら3人逮捕(1日)産経
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年3月現在の刑法犯少年の検挙者数は5084人で、前年同期より898人の増加。過去5年間で最も多かった。
最も増加したのは窃盗犯で398人増の2626人。中でも万引きが148人も増えて1199人など、非侵入盗が219人増の1674人もあった。これに次ぐのが粗暴犯で129人増の926人。傷害が79人増の551人、暴行が70人増の248人など。
さらに風俗犯は105人増の206人。性的姿態撮影処罰法が147人も増えていることが要因。知能犯も75人増の220人で、詐欺が70人も増えて199人だったことが大きい。
驚きは、凶悪犯だ。39人増の156人と数字的には少ないが、不同意性交等が33人増の68人だったほか、強盗も17人増の80人と凶悪化が目立っているのだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
★SNS型投資詐欺が多発 被害2千件、右肩上がり(27日)共同
★「リフォーム詐欺」被害相談急増 警視庁が防犯ステッカー配布(26日)NHK
★介護サービス付きマンション入居費用と偽り3千万円郵送させ詐取 容疑の「取り子」役逮捕(25日)産経
★「だまされたふり」空箱を郵送した店、問い合わせてきたので送り先訪問…部屋の男「受け取るだけの闇バイト」(25日)読売
★特殊詐欺の被害者に聞く、だまされた理由は「パニック」「全く疑わず」…高齢者の自分に「優しく対応してくれたから」(25日)読売
★森永卓郎さんかたる投資詐欺、7億円被害 茨城70歳女性(24日)日経
★受け子役か、詐欺容疑の32歳男を逮捕 群馬県警前橋東署(24日)共同
★警察官成り済まし詐欺疑い 5人逮捕、被害1億円超か(24日)産経
★約50万円詐取疑いで容疑者逮捕「特殊詐欺連合捜査班」が初検挙(23日)NHK
★「アメリカ人男性」からSNSで「愛している」、イタリア在住59歳女性が1・5億円だまし取られる(22日)読売
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
最近のコメント