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首都東京体感治安(4、5日 単位レベル)
殺人が増加
【治安うんちく】
恐ろしい事件が相次いでいる。2月25日には札幌市内のコンビニ店内で50代と60代の店員が、刃物を持った男に襲われて1人が殺害されるという事件が発生。犯人はなんと市内に住む無職の男(43)だった。
3月30日には神奈川県小田原市内のファミリーマート内で男性の店員が店に来た女に刃物で切りつけせれる殺人未遂。そして広島市内のコンビニ店内でも女性2人が男に刃物で切りつけられる殺人未遂事件など大衆の場での事件が目立っているが、今年に入り殺人事件が多くなっていることが恐ろしい。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年2月現在の殺人の認知件数は140件で、前年同期より12件の増加。検挙件数は127件で2件の増加で2月現在としては過去5年間で最多なのだ。検挙人員も110人で前年と同数で2年続けて最多だった。
認知件数の増加は残念だが検挙率も7.0ポイントもダウンして90.7㌫は痛い。
認知件数のランキングは東京と大阪が各18件、埼玉が13件、北海道が10件、神奈川が9件などと続く。発生が無かったのは青森や新潟、富山、岐阜、高知、長崎、熊本など17県もあった。
検挙率のランキングは長野の200㌫、愛知の175㌫、茨城の166.7㌫、佐賀の150㌫、東京の133.3㌫、群馬の125㌫など。
低かったのは、発生があっても0㌫が山梨、奈良、岡山、愛媛の4県で静岡の14.3㌫と続く。
大阪は55.6㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)っぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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