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首都東京体感治安(23、24日 単位レベル)
刑法犯が増えている
【治安うんちく】
刑法犯が増加している。前年同期より5000件以上も上回っているのだ。その最大の要因は自転車盗なのである。当然、詐欺犯も増加しており、今年は、しっかりと「心にも鍵をかける年」にしてほしい。
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警察庁によると、令和6年2月現在の刑法犯認知件数は10万3135件で、まだ2か月なのに10万件を超えてしまった。しかも、前年同期より5368件も増えているのだ。
認知件数も増えれば検挙件数も増える。4万1438件で、前年より2484件増で2月としては過去5年間で最多なのだ。
認知件数で最も増加したのは窃盗犯で3481件も増えて7万0073件。中でも乗り物盗が2019件増の2万3766件。その要因は自転車盗だ。
前年より1668件も増えて2万1287件と乗り物盗の大半を占めている。
そして詐欺―なんと636件増の7150件もあり、しっかりと心に鍵をかけて財産を守ってほしい。
さらに、〝助平野郎〟の増加も気になる。不同意性交等が291件も増えて539件になっている。凶悪犯の中で最多なのである。
助平野郎―と言えば「盗撮」。なんと性的姿態撮影等処罰法犯が1064件もあるのだ。風俗犯のなかで最多なのである。
認知件数のランキングは東京の1万4262件、大阪の1万0748件、愛知の7802件、埼玉の6906件、神奈川の6120件などと続く。
東京が1255件も増えるなど全国1。ところが大阪は703件減っている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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