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首都東京体感治安(12、13日 単位レベル)
高齢者の交通死者数の増加続く
【治安うんちく】
今年に入り、交通事故の発生件数は減少しているものの、死者数が増えている。特に高齢者の死者が目立っている。
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警察庁によると、令和6年1月現在の交通事故発生件数は2万2776件で、前年に比べて643件の減少。ところが死者数は3人増の220人だった。死者数が最も多かったのは歩行中で前年より27人増の103人。これに続くのは自動車乗車中で11人減の72人。2輪車乗車中が5人減の25人、自転車乗用中が7人減の19人などとなっている。
年齢層の最多は85歳以上が17人増の40人。80~84歳が9人増の38人、70~74歳が7人増の30人、75~79歳が増減無の27人などで、65歳以上が145人で、65歳未満が75人だった。特に65歳以上の原因は歩行中で79人。しかも前年より24人も増えている。
発生のランキングは東京の2186件、愛知の1853件、大阪の1759件、神奈川の1689件、福岡の1608件などと続く。
死者数では兵庫の16人、福岡の13人、東京の12人と続き千葉、愛知、愛媛の3県は10人などで、大阪は9人だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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