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首都東京体感治安(21、22日 単位レベル)
ひったくりの減少続く
【治安うんちく】
平成14年には5万2919件もあったひったくり事犯―手に持つバッグの持ち方まで指導した時期でもあった。それが減少し続けている。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年のひったくりの認知件数は551件で、前年より165件の減少。なんと2Ⅰ年前より100分の1近くまで減っているのだ。
これに対して検挙件数は69件増えて483件。検挙人員は3人増の219人だった。この結果、検挙率は29.9ポイントもアップして87.7㌫なのである。
認知件数のランキングは、大阪の114件、東京の87件、神奈川の66件、埼玉の61件、千葉の30件などと続く。千葉は前年より57件、東京も41件、埼玉も24件も減少している。
発生が0件だったのが青森、岩手、秋田、山形、富山、福井の6県。1件のみだったのが福島、新潟、鳥取、島根、宮崎、佐賀、鹿児島、長崎の8県だった。
検挙率のランキングは、山形が200㌫、埼玉が193.4㌫、群馬、山口、徳島が各150㌫、三重が140㌫、東京が121.8㌫など。
0㌫が発生が無かった県のほか山梨や熊本など14県もある。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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