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首都東京体感治安(17、18日 単位レベル)
犯罪の凶悪化
【治安うんちく】
体感的には感じないが、数字治安の悪化が気になる。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年の凶悪犯の認知件数は5750件で、前年より1313件の増。検挙件数は4832件で同910件の増加。ところが、検挙率はなんと4.4ポイントもダウンして84.0㌫だった。
検挙人員は4860人で882人の増加で、うち少年は111人増の606人。全てで増加しており、しかも検挙率を除いて全てで過去5年間で最も多かった。
最も増加したのは不同意性行為等で、1056件も増えて2711件。増加率は63.8㌫なのである。
さらに強盗は213件増の1361件。殺人は59件増の912件だが、放火は15件減の766件だった。
検挙人員のランキングは、やはり不同意性交等が563人増の1875人。強盗が274人増の1601人、殺人は23人増の808人と続くが、認知件数で減少した放火は44人増の576人となっているなど、凶悪化が目立っている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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