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首都東京体感治安(16、17日 単位レベル)
1月なのに刑法犯が急増
【治安うんちく】
今年に入って刑法犯の認知件数が昨年より急増している。当然、検挙件数も増加、検挙人員も増えて、いずれも過去5年間で最多なのである。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和6年1月現在の刑法犯認知件数は5万5235件で、前年より5432件の増。令和2年の5万3962件から3年連続で減少していたが、今年は増加に転じている。
検挙件数は2万1205件で、前年より2843件の増加。検挙人員は1万3879人で1483人の増。うち少年は305人増の1489人で、いずれも過去5年間で最も多くなっている。
検挙率は1.5ポイントアップの38.4㌫なのである。
罪種的に最も増加したのは窃盗で4012件増の3万8101件。これに風俗犯が652件増の1163件、知能犯が481件増の3923件、凶悪犯が134件増の510件、その他刑法犯が78件増の7064件だった。
認知件数のランキングは東京の7498件、大阪の6188件、愛知の3969件、埼玉の3655件、神奈川の3568件などと続く。
東京が昨年より847件、神奈川か321件、埼玉が310件、さらに群馬も304件増えるなど関東地区の増加がめだった。
少なかったのは島根の128件、鳥取の150件、秋田の134件、福井の201件などと続いている。
年間の推移でも減少し続ていたのに、気になる年とならないよう祈りたい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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