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首都東京体感治安(9、10日 単位レベル)
治安の悪化が続く
【治安うんちく】
2年連続で減少し続けていた刑法犯の認知件数が増加に転じ、しかも前年より10万件も上回るなど治安の悪化を感じる。
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警察庁によると、令和5年の刑法犯認知件数は70万3351件で、前年より10万2020件の増加。これに対して検挙件数が1万9200件増えて26万9550件なのだが、増加に追いつかず検挙率はなんと3.3ポイントもダウンして38.3㌫と3割台しか解決できないのである。
最も増加したのは窃盗犯で、7万5784件も増えて48万3695件。中でも乗り物盗は3万7358件も増えて17万9888件だった。
さらに知能犯は8727件増の5万0035件。うち詐欺は8083件の増加なのである。
風俗犯は3641件増の1万1774件。問題は中でも最も増えたのが不同意わいせつが1388件も増えて6096件になった。
そしてなんと凶悪犯は、不同意性交等が1056件も増加して2711件になったこともあり、1313件増の5750件なのである。
その他刑法犯は、器物損壊が2207件増の5万6957件となったことから6782件増の9万3623件になってしまった。
認知件数のランキングは東京の8万9098件、大阪の8万0148件、埼玉の4万9653件、愛知の4万6832件、神奈川の4万3846件などと続く。
少なかったのは島根の1956件、鳥取の2100件、秋田の2403件だった。
大阪が前年より1万1341件増えたほか東京も1万0623件増えている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★組織的「リフォーム詐欺」で警視庁が摘発強化 不要な屋根工事、相談5年で3倍以上(9日)産経
https://www.sankei.com/article/20240209-EEBHS7IQNRO5LEERP7KRJ2D76Q/
★ネット型詐欺「1日2億円」 EC普及に便乗、海外でも脅威(8日)日経
★フラット35融資金詐取疑い、組員の男ら5人逮捕 警視庁(6日)日経
★「7億円が当たった」LINEに届いたメッセージ、なぜか「手数料を求められた」(5日)読売ほ
★お笑いで特殊詐欺防止、カンニング竹山さんら出演のバラエティー番組…山形県警が公開(4日)読売
★証券口座作ろうとネット広告をクリック、LINEで誘われ詐欺被害…60代女性が1370万円だまし取られる(4日)読売
★フィリピン拠点特殊詐欺 容疑者多くが拘束1か月ほど前から入国(31日)NHK
★カンボジア拠点に特殊詐欺の「受け子」募集か、埼玉県警が男3人を現地から移送し逮捕(31日)読売
★特殊詐欺の専任捜査班新設 200人規模、地方警察と連携―警視庁(26日)時事
★“被災地への募金や寄付を” 不審電話相次ぐ 警察への相談96件(26日)NHK
★標的は「国際ロマンス詐欺」被害者 財産回収うたう悪徳弁護士事務所の実態(26日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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