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首都東京体感治安(8、9日 単位レベル)
被害額が400億円を超えた特殊詐欺
【治安うんちく】
令和5年と言えば、国境を超えた特殊詐欺事件の摘発が目だった年だった。そしてG7会議では協力の強化が打ち出されている。
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警察庁によると、令和5年の特殊詐欺の認知件数は1万9033件で、前年より1463件の増。被害額は441億2370万0052円で70億4234万5472円の増加だった。
最も増加したのは架空請求詐欺で2214件増の5136件。これに金融商品詐欺が381件も増えて412件。預貯金詐欺は371件増の2734件などと続く。
減少したのは、キャッシュカード詐欺盗が858件減の2216件、還付金詐欺が495件減の4184件、オレオレ詐欺も341件減の3946件などだった。
これらに対して検挙件数は579件減の7219件だったが、フィリピンやタイを拠点とした特殊詐欺、カンボジアを拠点として受け子を募集した詐欺の摘発など国際化が目だった年だった。
このため日本で開かれたG7会議では、各国が捜査協力の強化を打ち出している。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★ネット型詐欺「1日2億円」 EC普及に便乗、海外でも脅威(8日)日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE051IW0V00C24A2000000/
★フラット35融資金詐取疑い、組員の男ら5人逮捕 警視庁(6日)日経
★「7億円が当たった」LINEに届いたメッセージ、なぜか「手数料を求められた」(5日)読売ほ
★お笑いで特殊詐欺防止、カンニング竹山さんら出演のバラエティー番組…山形県警が公開(4日)読売
★証券口座作ろうとネット広告をクリック、LINEで誘われ詐欺被害…60代女性が1370万円だまし取られる(4日)読売
★フィリピン拠点特殊詐欺 容疑者多くが拘束1か月ほど前から入国(31日)NHK
★カンボジア拠点に特殊詐欺の「受け子」募集か、埼玉県警が男3人を現地から移送し逮捕(31日)読売
★特殊詐欺の専任捜査班新設 200人規模、地方警察と連携―警視庁(26日)時事
★“被災地への募金や寄付を” 不審電話相次ぐ 警察への相談96件(26日)NHK
★標的は「国際ロマンス詐欺」被害者 財産回収うたう悪徳弁護士事務所の実態(26日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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