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首都東京体感治安(7、8日 単位レベル)
再犯者が多すぎる
【治安うんちく】
現在は犯罪の前科の公表は無い。では、再犯者はどれぐらいいるのだろうか―
…… …… …… ……
警察庁によると、令和4年の刑法犯検挙人員は16万9409人。このうち初犯者の8万8226人に対して、再犯者は47.9㌫にあたる8万1183人なのである。
再犯者のうち起訴猶予者が24.2㌫の1万9835人、懲戒処分者が17.2㌫の1万4021人。
罪種別で再犯者が最も多いのは窃盗犯で全検挙者の24㌫にあたる4万0971人。中でも非侵入盗が最も多く3万5378人。これに続くのが粗暴犯で14.9㌫にあたる2万5307人。うち傷害が最多で8977人なのである。
そして知能犯は3.6㌫の6119人。詐欺が最多で5401人だった。
風俗犯は1.2㌫で2120人と意外に少ない。なんとわいせつと強制わいせつの1910人が入っているのにだ。
そして最も少ないのは凶悪犯で、1.2㌫の2058人。中でも多いのは強盗の865人。これに強制わいせつの595人、放火の245人と続く。
よく言われているのが「放火には再犯者が多い」ということだが、放火犯全検挙者532人のうち初犯者が287人に対して再犯者が半数近くの245人なのである。
「犯罪を犯してしまうと一生涯、前科がついて回る」ということをたたき込むためにも、前科の公表は必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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