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首都東京体感治安(3、4日 単位レベル)
暴力団の検挙が減少傾向
【治安うんちく】
3年前に長野県宮田市で、男を拳銃で撃って重傷を負わせて重要指名手配されていた暴力団の男(55)が仙台市内で逮捕された。男は1年前から仙台市内のアパートで暮らしていたが、警察に情報が寄せられて逮捕となった。
さらに平成18年に長崎県佐世保市の県道を走行中の自動車に発砲して、乗っていた指定暴力団道仁会の組員ら3人を殺害しようとした暴力団浪川会系の幹部(53)など7人が長崎県警に逮捕された。拳銃で数回発砲した殺人未遂容疑だ。暴力団の検挙―罪種によっては増えているが全体的には減少傾向にある。
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警察庁によると、令和4年に検挙された暴力団構成員等の総数は9903人、前年より1832人の減少。うち構成員は2192人で109人の減だった。
刑法犯で検挙された暴力団構成員は1565人で、前年より35人の増加。5年前の平成30年は2381人で以降は3年連続で減少していたが、4年に増加している。
罪種別で減少しているのは殺人が13人減の24人。公務執行妨害が11人減の23人などとなっているが、増加したのは詐欺で15人増の428人。脅迫が14人増の144人、威力業務妨害が17人減の21人など。
一方、特別法犯は564人で同144人の減。平成30年は1024人だったが、年々減少して令和4年は過去5年間で最も少なかった。
罪種別で最も減少したのは覚醒剤取締法で100人減の315人、暴力団対策法が11人減の2人など多くの罪種で減少しているが風営適正化法は9人増の12人だった。
主要団体だが、検挙者が最も多かったのは6代目山口組で4089人。住吉会が2017人、稲川会が1333人、神戸山口組が416人などと続く。
構成員も減っているが、検挙件数や人員だけで認知件数が分からないのでなんとも評価はできない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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