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首都東京体感治安(2、3日 単位レベル)
動物だって生き物だ
【治安うんちく】
猫や犬などペットだって人間と同じだよ。今回の能登半島地震で石川県珠洲市では、ペットと一緒に生活できる専用の避難所を開設したという。ペットを避難所に連れて行けなくて自宅に残ったり、車中泊を続ける人たちの健康を懸念したNPO法人が準備を進めていたものでそれが実現した。
ところが、こんな愛情に欠けた人間もいる。東京都世田谷区で、自宅敷地内に「トラバサミ」を仕掛け、猫2匹にけがを負わせたとして、無職の男が警視庁成城署に動物愛護法違反容疑で逮捕された。
かと思うと、福岡県大川市でペットサロン経営の男(65)と女(37)が、自宅でペットの犬9匹と猫2匹を排せつ物がたまったケージなどで飼育するなど虐待した疑いで逮捕されたり、体調悪化した犬を獣医師に診せなかった容疑で女が逮捕された。実はこうした事件の検挙が増えているのだ。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和4年に動物・鳥獣関係事犯の検挙件数は592件もあった。前年より20件の増加だ。
過去10年間の年間推移をみると、平成25年は601件だつたが、26年には518件に減少。ところが30年には667件、令和元年には588件に減ったものの4年には増加に転じている。
一方、犬や猫などの動物虐待事犯となると4年の検挙件数は166件。過去では平成25年が36件だったが、27年には56件、28年には62件、30年には84件と増加。令和3年には過去10年間で最多となる170件の検挙。4年には4件ほど減少したものの、増加傾向にあることだけは確かだ。
「動物だって生き物」―そういう意味では石川県の対処に拍手を送りたい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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★カンボジア拠点に特殊詐欺の「受け子」募集か、埼玉県警が男3人を現地から移送し逮捕(31日)読売
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★“被災地への募金や寄付を” 不審電話相次ぐ 警察への相談96件(26日)NHK
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★医師などかたり詐欺未遂容疑、22歳男逮捕 「シグナル」利用し紹介受ける(25日)産経
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★地震に乗じた詐欺、能登でも 「義援金」「改修」勧誘(20日)日経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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