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首都東京体感治安(29、30日 単位レベル)
警視庁が特別捜査班設置へ
【治安うんちく】
警察庁によると、令和4年の全国の特殊詐欺認知件数は1万7520件で、前年より3022件の増加。都道府県別ランキングをみると最多は東京の3217件、神奈川の2089件、大阪の2059件、千葉の1457件、埼玉の1386件、兵庫の1074件、愛知の977件などと続いている。
東京と2位の神奈川の間に1000件の差があるが1都3県で8149件となり、なんと全国の約半数を占めている。東京が前年より102件減っているものの、神奈川が628件、千葉が354件、埼玉が304件も増えているのだ。
こうしたこともあって、警視庁は特殊詐欺の専任組織として「特殊詐欺連合捜査班」を4月に設置することにした。
これにより、同庁で特殊詐欺対策に当たる警察官数は捜査査2課や暴力団対策課などの捜査員と合わせ、約250人から約450人に増強されるのだ。
警察庁によると、警視庁のほかにも埼玉や千葉、神奈川、愛知、大阪、福岡の6府県警で同様の専従体制が敷かれるという。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★特殊詐欺の専任捜査班新設 200人規模、地方警察と連携―警視庁(26日)時事
★“被災地への募金や寄付を” 不審電話相次ぐ 警察への相談96件(26日)NHK
★標的は「国際ロマンス詐欺」被害者 財産回収うたう悪徳弁護士事務所の実態(26日)産経
★医師などかたり詐欺未遂容疑、22歳男逮捕 「シグナル」利用し紹介受ける(25日)産経
★CO2排出権取引装い詐欺容疑 9人逮捕、16億円被害か―群馬・長野県警(24日)時事
★全国290人から5億円超詐取か 組員ら2人逮捕、大阪府警(23日)産経
★地震に乗じた詐欺、能登でも 「義援金」「改修」勧誘(20日)日経
★PCR検査の投資詐欺、出資金は「借入金」名目…契約偽装か(19日)読売
★「受け子」集団のリーダー格逮捕 特殊詐欺、1.5億円被害か―警視庁(18日)時事
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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