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首都東京体感治安(17、18日 単位レベル)
すり犯の増加が止まらない
【治安うんちく】
令和元年以降、減少傾向にあったすりが増加に転じている。逆に検挙率がダウンしており、「たかがすり」では見過ごせない。
自分がカメラマン時代に、警視庁のすり捜査専門の刑事に同行取材させてもらったことがある。前科者の行確からの逮捕はさすがに見逃さないが、電車内などでの前科の無い者の現行犯逮捕は難しいようだった。
…… …… …… ……
警視庁によると、令和5年11月現在のすりの認知件数は1319件で、前年同期より343件の増加。検挙件数は543件で同59件の増加。この結果、検挙率は残念ながら8.4ポイントダウンして41.2㌫だった。検挙人員は16人増の326人。うち少年が22人も増えて46人なのである。
検挙件数は、令和元年の2879件以降3年連続で減少していたが、5年に増加に転じている。
認知件数のランキングは、東京が圧倒的に多く450件。これに大阪の321件、福岡の84件、神奈川の78件、兵庫の58件などと続く。発生が無かったのは青森、山形、山梨、福井、和歌山、鳥取の6県だった。
検挙率のランキングは極端すぎる。なんと200㌫が栃木、長崎、大分の3県。さらに150㌫が岩手、群馬、新潟の3県で、そのほかにも神奈川の137.2㌫、大分の133.3㌫、滋賀の128.6㌫など。これに対して低かったのは、発生があっても0㌫が秋田、島根、徳島、佐賀の4県。そして大阪が15.6㌫、東京が18.4㌫と続いている。
無差別襲撃事件も当然だが、痴漢やすり犯の抑止などにも3大都市圏での車内への防犯カメラの設置義務化に期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★「受け子」集団のリーダー格逮捕 特殊詐欺、1.5億円被害か―警視庁(18日)時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011800561&g=soc#goog_rewarded
★広域強盗「ルフィ」一味の男 特殊詐欺指示の疑いできょう再逮捕(18日)産経
https://www.sankei.com/article/20240118-QVPHHKDPVFJN5HKQU4STSEESKM/
★20歳無職男を再逮捕 不正入手したキャッシュカードで現金計120万円引き出すなどした疑い 群馬・前橋署(17日)共同
https://www.47news.jp/10404014.html
★災害に便乗の詐欺や悪質商法に注意 相談ホットライン設置(15日)NHK
★うその電話で60万円詐取される 群馬・沼田市の67歳女性(14日)共同
★特殊詐欺で5千万円被害 札幌の70代女性(12日)産経
★国際電話番号からの特殊詐欺、昨年最多に アプリ悪用か 警察が注意呼びかけ(12日)産経
★「受け子」疑いで岡山の大学生を逮捕 福岡(10日)産経
★消せぬ偽警告、焦らず対応 サポート詐欺に対策サイト(10日)共同
★「あなたの電話番号や口座が犯罪に」詐欺電話で約3800万円被害(6日)NHK
★詐欺サイト撲滅にボランティア 24年、全国で学生向け講習会―サイバー犯罪対策センター(30日)
★投資詐欺、7千万円超被害 山形の70代男性(29日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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