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首都東京体感治安(10、11日 単位レベル)
交通事故死者数が増加へ
【治安うんちく】
交通事故死者数が戦後最も少なかった令和4年だったが、5年には増加に転じている。残念である。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年の交通事故発生件数は30万7911件で、前年より7072件の増加だ。令和元年の38万1237件以降、3年連続で減少し続けていたが、増加に転じてしまった。
一方、死者数は2678人で68人の増加。令和4年の死者数は2610人で、統計のある昭和23年以後、最も少なかった。
うち65歳以上の高齢者の死者数は1465人で、前年より6人の減少だった。
死者数のランキングは大阪の148人、愛知の145人、東京の136人、千葉の127人、埼玉の122人などと続いている。少なかったのは佐賀の13人、鳥取の14人、福井の20人、島根の22人、奈良の26人などだった。
なお、10万人当たりになると、死者数トップの大阪は1.69人。そして愛知が1.93人となるが東京は0.97人で全国で最も少ないのである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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