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首都東京体感治安(7、8日 単位レベル)
安全な場所なんて無い
【治安うんちく】
令和3年に発生した小田急車内で、10人の負傷者を出した事件や京王線の特急車内で刃物を振り回したうえシートに放火した無差別襲撃事件は忘れることできないが、今度は正月早々JR秋葉原駅の電車内で刃物を持った女が包丁で乗客を襲い3人が重傷を負う事件が発生してしまった。事件が発生しない場所なんてあるのか―
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警察庁によると、令和4年の刑法犯認知件数60万1331件のうち、発生場所での最多は1戸建て住宅で8万2538件。これに4階建て以上の中高層住宅の5万8649件、その他住宅の5万1532件、道路上の5万0386件、駐車場の2万4996件、駅の1万8114件などと続く。
さらに考えられない幼稚園を含む学校内でも8262件、神社仏閣でも5409件、なんと病院内でも4392件も発生している。
罪種別ではこれら全ての場所での最多は窃盗犯で、いかに〝泥棒天国〟かがわかる。
最も恐ろしい殺人は一戸建て住宅の277件がトップ。これに4階建て以上の住宅の141件などやはり住宅内が最も多い。
しかし、強盗となると最多は道路上で308件。暴行も道路上で6047件もある。
残念ながら電車内での数字は無いが、家の中にいても、歩いていても、学校でも病院でも被害に遭うとは安全な場所なんて、ありゃしない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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