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首都東京体感治安(6、7日 単位レベル)
放火が減っている
【治安うんちく】
昨年5月に、福岡県警筑後署の駐車場に乗用車が突っ込み炎上。運転していた男が死亡した事故は放火事件だった。なんと、車内かにカセットボンベ80本や木材などが積んであり、爆破火災が狙いだったとみられる。まさに凶悪犯だ……放火が減っているというのに。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年11月現在の放火の認知件数は713件で、前年同期より15件の減。重要犯罪で唯一減っている。ところが、検挙件数は13件増の607件。この結果、検挙率も3.5ポイントもアップして85.1㌫だった。
検挙人員は522人で、なんと89人も増えている。うち少年は1人増の37人で、これは11月現在としては過去5年間で最多なのである。
認知件数のランキングは大阪の99件、埼玉と愛知の各48件、兵庫の46件、東京の41件などと続く。愛知が前年より22件も増えているが鳥取と長崎は認知件数は1件のみだった。
検挙率のランキングは奈良の125㌫、山形と熊本の各112.5㌫で、100㌫が青森、栃木、富山、和歌山、山口、大分、沖縄など17県もある。
低かったのは長崎の0㌫をはじめ徳島の50㌫、宮崎の57.1㌫、鹿児島の64.3㌫、大阪の65.7㌫、福島の66.7㌫などと続いている。東京は90.2㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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