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首都東京体感治安(4、5日 単位レベル)
国境を超えた捜査体制強化が必要だ
【治安うんちく】
事件の手口は進化するものである。強盗や窃盗事件もそうだが、特殊詐欺には如実に現れている。そのひとつがバンコク郊外に拠点を置いて闇バイトで実行犯を集める事件の摘発だろう。特殊詐欺ばかりか強盗も指示していたというから驚きだ。
こうしたこともあり、昨年12月に水戸市で開催されたG7では、オンライン環境やITを悪用し、国境を超える犯罪対策として国際的な協力が必要として各国の協力体制強化の共同声明が出されたのである。
…… …… …… ……
警察庁によると、犯罪組織が犯行に利用する電話にその状況が現れている。
令和5年1月には、050で始まる番号が利用された既遂事件数は1524件と最も多かった。これに固定電話と携帯番号利用と続く。
ところが3月になるとそれは2196件に増加。その後は減少に転じ、11月には1120件にまで減少した。
これに対して国際電話利用が逆に増加しているのだ。1月には37件だったが、6月から激増して10月には3458件になった。2位の固定電話684件に大差をつけたのである。
それを裏付けているのがまさにバンコク拠点にした特殊詐欺、強盗や窃盗事件なのである。
こうしたことから、警察庁は「+1312……」や「+44……」など「+1」「+44」で始まる電話には、絶対に出ないよう警告を出している。注意しましょうね。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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