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首都東京体感治安(3、4日 単位レベル)
犯罪も新たな形態へ
【治安うんちく】
認知件数が増加しているばかりでなく、昨年は新たな犯罪形態も登場するなど犯罪社会に変化が出ている。
昨年10月に東京都稲城市で起きた強盗事件を指示したとして、39歳の男ら4人が強盗致傷で逮捕されたが、なんと5都府県で8事件も働いていた。全ての事件の指示役で、SNSの「闇バイト」で集めた実行役に海外から指示していたもので、新たな犯罪形態として「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」という名を生み出した。組織犯罪対策の在り方をも示された事件だった。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年11月現在の強盗の認知件数は1247件で、前年同期より193件の増加。検挙件数は1150件で同171件の増加だが、検挙率は0.7ポイントダウンして92.2㌫たった。検挙人員はなんと260人増の1446人なのである。うち少年は83人増の288人だ。
認知件数のランキングは東京の221件、大阪の182件、埼玉の115件、神奈川の102件、愛知の80件などと続く。埼玉が前年より32件、大阪が27件も増えている。
検挙率のランキングは和歌山の200㌫を筆頭に岐阜の137.5㌫、石川の112.5㌫、宮城と広島の各110㌫など。低かったのは滋賀の40㌫、福井と長崎の各50㌫、新潟の57.1㌫、富山の60㌫などとなっている。
なお東京は98.2㌫、大阪は87.9㌫、90.4㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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