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首都東京体感治安(24、25日 単位レベル)
刑法犯少年の検挙者が増加
【治安うんちく】
12月に入って5日には栃木県佐野市内の民家に、3人組の男が押し入り、包丁などを突きつけて現金を奪って逃走する強盗事件が起きたが、なんと犯人は16、17歳の高校生と無職の少年(18)だった。
さらに15日には大阪市住之江区の公園で、小学校の男性校長(64)が上半身や足を刃物で刺され、現金1万3000円の入ったバッグが奪われた事件も17歳の無職少年の犯行だった。このところ、少年の凶悪化が目立つ。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年11月現在の刑法犯少年の検挙者は1万7019人で、前年同期より3743人の増加。
最も多かったのは窃盗犯で、なんと2202人も増えて8884人。中でも万引きなどの非侵入盗は1329人増の5677人だった。
さらに粗暴犯は667人増の3228人。傷害が最多で456人増の1857人なのである。
全刑法犯では減少している知能犯は37人増の721人。なんと詐欺犯が39人増えて652人なのだ。
今回の事件のような凶悪犯は99人増の541人。強盗が最多で83人増の288人だった。
このほか、風俗犯は114人増の546人。その他刑法犯も624人増の3099人と多くの罪種で増えているのだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★被害の9割が「アップルギフトカード」 電子マネーだまし取る特殊詐欺が過去最多 (24日)産経
https://www.sankei.com/article/20231224-NUXSOVWVHRMTHL4KGFZAIBXYHA/
★闇バイト応募者に「受け子」適性テスト、試験官役の男が200件以上…「ロボットのように動くか見極め」(23日)読売
★83歳女性が8810万円詐欺被害 千葉・柏市、指定口座に振り込む(22日)産経
★Apple電子マネー悪用急増 警察庁が注意呼び掛け(22日)時事
★札幌の50代男性 SNSで2千万円詐欺被害(20日)産経
★ロマンス詐欺被害金回収、弁護士が広告会社に法律事務させる…5億円超の着手金受領か(20日)読売
★タイ拠点特殊詐欺、2人目逮捕 岐阜県警(19日)時事
★急増する投資詐欺 1億円失った人も SNS広告が入り口に(16日)NHK
★テレビCMで関西人におなじみ「関西電気保安協会」 職員が点検作業中に特殊詐欺見破る(16日)産経
★男1人を18日移送へ タイ拠点の特殊詐欺―岐阜県警(16日)時事
★海上保安学校生の男逮捕 特殊詐欺「受け子」か―大阪府警(15日)時事
★「浮気した女が妊娠して離婚した」うその電話受け400万円詐取被害 群馬・館林市の76歳男性(15日)共同
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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