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首都東京体感治安(12、13日 単位レベル)
すり犯も増えている
【治安うんちく】
今年9月24日、静岡県静岡市のJR静岡駅のロータリーで寝ていた56歳の男性から財布をすり取ったとして同県立特別支援学校の教諭の男(32)が静岡県警に逮捕されたが、すりに関する報道は少ない。ところがそのすり犯が増えている。
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警察庁によると、令和5年10月現在のすりの認知件数は1206件で、前年同期より328件の増加。検挙件数は482件で同79件の増加だが、検挙率は5.9ポイントダウンの40㌫だった。検挙人員は24人増の292人でうち少年は36人。
認知件数のランキングは東京が断トツに多く404件。これに大阪の289件、福岡の80件、神奈川の76件、兵庫の53件などと続いている。東京がなんと前年より164件も多かった。
発生が無かったのは青森、山形、山梨、和歌山、鳥取の5県。
検挙率のランキングは茨城、宮崎と長崎の各200㌫、岩手と新潟の各150㌫などで、低かったのは発生があっても0㌫が秋田、奈良、佐賀、鳥取、徳島の各0㌫。
なお、東京は前年より17.0ポイントダウンして18.8㌫、大阪が9.8ポイントダウンの15.6㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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