« 2023年11月 5日 (日) | トップページ | 2023年11月 7日 (火) »
首都東京体感治安(6、7日 単位レベル)
増え続けている特殊詐欺
【治安うんちく】
増え続けている特殊詐欺を防ごうと奈良市の銀行が警察と協力して、65歳以上の高齢者がATMで振込や引き出しの際にある程度の制限を加えるなど9月から被害防止策の強化を図っている。その他、芸能人なども動員して注意喚起するなど全国で様々な防止策が講じられているが、依然として衰えることはない。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年9月現在の特殊詐欺の認知件数は1万4024件で、前年同期より1818件の増加。被害額も50億0123万8742円増の302億1474万2422円になっている。
最も増加したのは架空請求詐欺で、1759件も増えて3755件になってしまった。被害額も30億9402万3000円増の100億3152万2000円。なんと全被害額の3分の1近くになっているのだ。
次に増えたのはオレオレ詐欺で227件増の3006件。額は6億3431万0140円増の90億8898万8140円になっている。
預貯金詐欺も425件増の2079件で、額は6億3027万0968円増の26億1285万7742円などとなっている。
減少したのもあるが、最も減ったのは還付金詐欺で252件も減って3010件。額も2億5595万1000円減の35億2923万5000円だった。
さらにキャッシュカード詐欺盗も556件減の1722件に、ギャンブル詐欺も23件減の16件などだった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】 (警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★特殊詐欺容疑、男25人逮捕へ カンボジアに捜査員派遣(7日)日経
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF071VO0X01C23A1000000/
★カード2枚と現金50万円の詐取被害 群馬・伊勢崎市の88歳女性(5日)共同
★マイナポイント詐欺相次ぐ 事務局名乗るメールに注意(2日)共同
★詐欺防ぐ、優しい言葉 大学生が被害防止冊子作成(2日)時事
★特殊詐欺の容疑者13人写真を一斉公開 情報提供呼びかけ 警察庁(1日)NHK
★マッチングアプリで結婚詐欺容疑 逮捕の50代男 約1億円詐取か(1日)NHK
★「認知症高齢者は宝物」 ゲーム感覚の特殊詐欺グループ、卑劣な犯行の裏側(31日)産経
★特殊詐欺に「お黙り!」 長野で美川、コロッケさん(30日)産経
★特殊詐欺で5900万円被害 栃木・益子町の71歳男性(30日)産経
★「家族に会わせる顔がない」カンボジアから帰国の「かけ子」が自首 1億円詐取疑いで逮捕(28日)産経
★市職員を装う電話で還付金詐取被害 群馬・桐生、みどり両市の60代女性(28日)共同
★「50億円当選、手数料必要」と電子マネー詐取した男ら逮捕…3千人・1億2千万円被害か(27日)読売
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
最近のコメント