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首都東京体感治安(10、11日 単位レベル)
略取誘拐が増えている
【治安うんちく】
身代金目的誘拐―もう、古い事件なのか最近は全く耳にしなくなった。それに変わって登場したのか、略取誘拐が多くなっている。以下は、今年の報道の一部だ。
★販売中の住宅に少女を連れ込んだか 不動産会社社員を逮捕(20日)NHK
★少女2人誘拐疑い、大阪の男逮捕 2週間自宅に、兵庫県警(27日)共同
★10代少女誘い出し疑い 東京の男逮捕、宮城県警(1日)産経
★SNS使い男子中学生を誘拐 福岡の30歳男逮捕(13日)産経
★女児2人誘拐容疑、群馬の男逮捕 SNSで知り合ったか―徳島県警(1日)
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年8月現在の略取誘拐・人身売買の認知件数は355件で、前年同期より106件の増加。検挙件数も304件で96件の増加で、8月現在としては過去5年間でいずれも最多。
検挙人員は前年より77人増えて292人。うち少年は15人。
検挙率は前年より6.8ポイントダウンの85.6㌫だつた。
認知件数のランキングは東京の53件、大阪の41件、北海道の29件、埼玉の28件、愛知と兵庫の各24件などと続く。発生がまったくなかったのは岩手、石川、福井、和歌山、山口、大分の6県。
北海道が前年より25件も増えたほか東京も13件増えている。
検挙率のランキングは新潟の200㌫、広島の166.7㌫、京都の133.3㌫、栃木の125㌫、兵庫の112.5㌫などち続く。
低かったのは沖縄と鳥取の各0㌫、愛媛の50㌫、鹿児島と山梨の各66.7㌫など。なお、東京は前年より13.8ポイントもダウンして88.7㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】 (警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★SMSで「政府から7億3千万円還付される」…返信した女性、電子マネー440万円分だまし取られる(8日)読売
★80代女性が貯金全額の振り込み依頼…通話しながら窓口訪れ「携帯の未納料金の請求来た」(7日)読売
★ロマンス詐欺被害金、引き出す 送金先企業の社長逮捕―愛知県警(5日)時事
★特殊詐欺に加わった経緯 「闇バイト」きっかけが半数近く(4日)NHK
★詐欺電話で国際番号急増、アプリ悪用か 警察庁が注意喚起(4日)日経
★国際電話番号使う詐欺電話が急増 総務相、注意を呼びかけ(3日)共同
★3邦人逃走、タイ入りか カンボジア国境で確認(30日)産経
★電話で「ATM前に着きました」と話す女性、主婦がすぐ交番に連絡…市民が特殊詐欺防ぐケース増加(30日)読売
★特殊詐欺未然防止のコンビニ店員に感謝状、和歌山県警(29日)産経
★PCウイルス駆除、サポート詐欺注意 2年半で被害4億円(27日)日経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙 あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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