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首都東京体感治安(8、9日 単位レベル)
多かった山岳遭難
【治安うんちく】 7日、栃木県那須町の朝日岳を登山中の男女4人が遭難。登山道で遺体が発見された。栃木県さくら市の69歳の男性をはじめ大阪市の医師(65)ら4人。医師といっしょに登山していた60代の男性によると「6日午前11時ごろ、天気が急変、強風で小石が舞うなか、四つんばいになり岩に捕まって進むという状況だった」と騙っているという。こうした遭難、今年の夏は過去5年間で最多だった。
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警察庁によると、令和5年夏期の山岳遭難発生は738件で、前年より70件の増加。過去5年間で最も多かった。死者は52人で行方不明者は9人、負傷者は351人。無事に救出されたのは397人だった。
発生件数のランキングは長野県の101件、静岡県の76件、富山県の56件、山梨県の42件、岐阜県の36件、北海道の34件、東京の32件など。
目的別の遭難者数の最多は登山の699人。このうちハイキングが36人、沢登りの29人と続き、その他、観光の25人、渓流釣りの8人などだった。
態様別での最多は転倒の190人、道迷いの180人、転落の25人などと続くが病気が137人もいた。
年齢層では60~69歳が最も多く181人、70~79歳が165人、50~59歳が152人、90歳以上が3人、20歳未満が38人などと続いている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】 (警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
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突入前、実家に電話の若い巡査に涙 あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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