🤷♂️警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(23、24日 単位レベル)
問われる捜査力
【治安うんちく】
フィリピンから強制送還された特殊詐欺の幹部と見られる男女4人―実は一連の広域強盗事件でもリーダー役であることが分かっていたが、なんと東京で発生した空き巣事件にも関与していたことが明らかになった。事件は国境を超え広域化するばかりでなく複雑化、形態の変化もあり捜査の困難性が強まっている。如実に現れているのが検挙率だ。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年7月現在の刑法犯検挙件数は14万6344件で、前年同期より7226件の増加。ところが認知件数が前年より6万9000件も増えているのに検挙は7000件台の増にとどまっている。この結果、検挙率は5.6ポイントもダウンして32.7㌫と4割も検挙できないのである。
前年より認知件数の増加数が多かった都道府県の検挙率はどうなっているのか。
認知件数が8885件も増加した大阪の検挙率は前年より1.7ポイントダウンの24.8㌫。6421件も増加した東京は4.8ポイントダウンの35.8㌫。5422件増の神奈川は前年は52.1㌫もあったものの、13.3ポイントもダウンして38.8㌫になっている。さらに4609件も増加した埼玉は6.2ポイントダウンの29.9㌫。そして3999件も増えた愛知は2.6ポイントダウンの33.3㌫などとなっている。
年間推移になるが、平成13年の19.8㌫から、日本警察がメンツをかけた治安再生もあって、増減を繰り返しながら令和2年には40㌫台に回復した。ところが今年は7月現在だが、再び30㌫台に落ちてしまった。
ドラマの中で主人公の警視庁捜査1課長が会議の冒頭で捜査員に放ついつもの言葉は「被害者の無念をはらすためにも必ずホシ(犯人)を挙げる」。
全国の警察に期待したい部分である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】 (警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★警察官になりすまし女性から385万円盗む 容疑で無職男逮捕(22日)産経
★詐欺防ぎ感謝状5回、「虹色」バッジ授与のコンビニ店長「本当は犯罪ない社会に」(20日)読売
★「闇バイト」で検挙 少年たちの証言まとめた事例集公表 警察庁(20日)NHK
★カンボジア拠点の特殊詐欺で2人逮捕…SNSで「高い精度で利益」、現金だまし取る(16日)読売
★カンボジア拠点の特殊詐欺容疑 男2人逮捕、佐賀県警(16日)共同
★南都銀行が65歳以上のATMの取引制限 特殊詐欺被害防止へ(15日)産経
★「会社には黙っておく」息子の上司装う詐欺電話 100万円だまし取られる 群馬・嬬恋村の80歳女性(15日)共同
★カンボジア拠点の日本人詐欺グループ拘束 近く移送へ(14日)NHK
★カンボジアを拠点に特殊詐欺か 日本人7人を現地当局が拘束(14日)NHK
★特殊詐欺は時に命をも奪う 家族で備えを(13日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙 あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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