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首都東京体感治安(1、2日 単位レベル)
過去5年間で最多
【治安うんちく】
ことし1月26日の深夜、横浜市内の路上を歩いていた19歳の女子中学生に、刃物のようなものを突きつけて脅し、近くの河川敷で上半身を触るなどのわいせつ行為をたとして、住所不定の男(30)が7月27日に神奈川県警に逮捕された。3回目の逮捕だという。実はこうした強制わいせつ事犯が増えている。
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警察庁によると、令和5年上半期(6月)現在の強制わいせつの認知件数は2370件で、前年同期より254件の増。検挙件数は2003件で、同217件の増。検挙人員は1553人で同237人の増など、上半期としては、いずれも過去5年間で最も多かった。検挙率は0.1ポイントアップの84.5㌫と比較的高いが、令和3年の起訴率が31.7㌫と低いなど、許しがたい犯罪なのである。
認知件数ランキングは、東京の323件、大阪の279件、埼玉の193件、神奈川の166件、愛知の139件などと続く。埼玉がなんと前年より50件も増えている。
一方、検挙率のランキングは、長崎の150㌫、岩手の145.5㌫、秋田の133.3㌫、新潟の122.7㌫、島根の111.1㌫などと続く。
低かったのは、鳥取の44.4㌫、山梨の50㌫、鹿児島の61.1㌫、滋賀の63㌫、岐阜の65㌫、静岡の68.6㌫など。東京は90.1㌫だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】 (警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★上半期の特殊詐欺被害は約9400件 “サポート詐欺”急増 警察庁(2日)NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230802/k10014149871000.html
★80代女性100万円詐欺被害「受け子」か女子高生逮捕 埼玉(30日)NHK
★「献上品」名目で桃詐取未遂容疑 宮内庁関係者かたる男逮捕―福島県警(28日)時事
★屋根修理業者装い認知症女性に詐欺 容疑の男2人逮捕(27日)産経
★オリジナルCMで特殊詐欺防げ 桐生信用金庫(群馬)が制作 職員が出演して被害を再現(27日)共同
★ファン心理につけ込む“チケット詐欺” SNS悪用の手口とは(26日)NHK
★カードだまし取り39万円盗んだ疑い 青森の24歳男を群馬県警高崎署が再逮捕(26日)共同
★警察到着まで“時間稼ぎ”を指示 郵便局員2人が「還付金」相談女性の詐欺被害防ぐ(25日)共同
突入前、実家に電話の若い巡査に涙 あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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