👍警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(31、1日 単位レベル)
今年こそ特殊詐欺抑止策の強化を
【治安うんちく】
明けましておめでとうございます。
国民の生活を脅かす犯罪にまでなっている特殊詐欺―抑止策はないのか?今年に期待したいものである。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和4年11月現在の特殊詐欺の認知件数は1万5597件で、前年同期より2507件増加。8年ぶりの増加だという。被害額は69億9204万1457円増の316億0425万3984円にものぼる。
ところが検挙件数は6017件で同105件の減少。それでも2263人を検挙している。
認知件数の最多は還付金詐欺の4209件。これにおれおれ詐欺の3770件、キャッシュカード詐欺盗の2767件、架空請求詐欺の2523件などと続く。
高齢女性の被害が多く65歳以上の女性被害者は76.2㌫に対して男性は23.8㌫なのである。
平成16年当時は「振り込め詐欺」とか「おれおれ詐欺」と呼称していた。いずれの詐欺も現金の渡しは銀行口座。そこで警察は銀行口座の凍結を徹底した。警視庁では16年3月から6か月間での凍結が1000口座を超えたことがあった。おかげで架空口座は少なくなり、次に登場したのが手渡しだった。これには「待ち受け逮捕」が抑止策として生まれた。
ところが最近はATMやメールなど新たな手段が加わっているが、最初から使われている犯罪グッズは被害者の名簿。
ネットで検索すると、全国の一戸建て居住者名簿から時計やアクセサリーの購入者名簿、中には同窓会名簿まで販売されている。この対策はどうなっているのか? ちっとも見えてこない。
犯罪利用の電話対策では自動通話録音機などが登場。ATMでも防止策などもあるが、12月には警視庁の幹部がマスコミのインタビューで「詐欺グループは電話番号だけでなく住所も入った名簿を持っている」と認めており、今年こそ1日でも早い取り締まりの強化に期待したい。
もうひとつ付け加えるのなら、利用されている携帯電話機。契約する際の約款を利用して通話ストップをすれば良いだけのことである。口座凍結も銀行との約款だった。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
★コンビニ店員の女子高生に感謝状 80代女性に声かけ、特殊詐欺被害防止(28日)産経
★特殊詐欺グループ 指示役2人逮捕 かけ子を殺害しようとしたか(28日)NHK
★「介護施設の入所権利を譲って」と突然電話 70代女性が3240万円だまし取られる “保険会社と弁護士”名乗るニセ電話が次々と(25日)TBS
★大手求人サイトで「受け子」募集 8月以降、バイト11人逮捕―詐欺グループ悪用か・愛知県警(23日)時事
★会社員女性が特殊詐欺の被害を防ぐ 府中署が感謝状を贈呈 東京(22日)産経
★国際ロマンス詐欺か現実か… 心揺れつつ連絡続ける女性 外国人名乗り、恋愛感情コントロール(21日)共同
★「名義貸しは犯罪だ」1000万円超の被害 80代女性が特殊詐欺で(19日)TBS
★「有料サイトの未払い金が」60代男性、2千万円詐取される(19日)産経
★コロナ助成金1億7千万円を不正受給 埼玉の飲食業者(16日)産経
★スギちゃん、特殊詐欺被害「防ぐんだぜぇ(15日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙 あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
あさま山荘事件を取材する報道陣のテント村=昭和47年2月27日
あさま山荘事件を取材する報道陣のテント村=昭和47年2月27日
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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