😢警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位レベル)
衰え知らずの特殊詐欺
【治安うんちく】
千葉県柏市に住む80歳の女性が、8月から10月にかけて計5500万円もだまし取られた特殊詐欺事件があった。犯人たちは必ずしも市の職員や警察官、あるいは「オレ」ではなく、国民生活センター職員やNPO法人の職員を名乗るなど巧妙化している。
この特殊詐欺は依然として衰えることなく増加し続けている。
…… …… …… ……
警察庁によると令和4年10月現在の特殊詐欺の認知件数は、1万3919件で前年同期より1979件の増加。
被害額は280億8405万9564円で同56億356万8467円も増えている。
増加件数が多かったのはオレオレ詐欺で839件増の3320件で、25億円も増えて96億1290万8220円。架空料金請求詐欺も557件増の2268件で、被害額も27億円以上も増えて77億8152万7000円。還付金詐欺は418件増の3706件。被害額も4億円以上も増えて42億7462万1000円なのである。
その他金融商品詐欺やギャンブル詐欺など減少した手口もあるが、あいも変わらず高齢者の犠牲者が多い。特に80~89歳は全体の33.9㌫を占めている。
マネロン対策も良いが、犯罪に利用する道具の電話の通信をストップするなどの対策が急務だ。ある番号を回せば誰もが相手番号を知ることができるのだから。2度目を使えなくすれば良い。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
★海外俳優装い送金要求 ロマンス詐欺 急増 SNSで「好きだ」(3日)共同
★80歳女性が5500万円特殊詐欺被害(29日)産経
★自転車と接触装う示談金詐欺 神戸で5件15万円被害裏付け 容疑で男女5人を逮捕、送検(29日)共同
★特殊詐欺の阻止件数が最多ペース 神奈川県警 事業者連携が奏功(28日)産経
★通話中のATM操作を自動検知 AIカメラで還付金詐欺防止―警視庁(26日)時事
★特殊詐欺被害防止で記念品 多摩信金、警視庁と連携(26日)産経
★「健康保険の還付金がある」うそ電話詐欺の疑い 山口組系暴力団幹部を逮捕 鹿児島(25日)TBS
★「心優しい温かい方々につけこむ人たちがいる」心理学に特化した特殊詐欺被害防止研修会 新潟県警(24日)TBS
★電子マネー詐欺を連続撃退 コンビニ店員親子が罠を見抜く5つのポイント(24日)産経
★高齢女性から現金詐取 東京消防庁職員を逮捕 石神井署(24日)産経
★尼崎市の高齢者から2000万円だまし取った疑いで容疑者逮捕(24日)NHK
★市職員装い還付金詐欺疑い 組員を逮捕、大分(23日)産経
★地方で集め、都心で犯行 特殊詐欺摘発へ顔写真公開の〝意義〟(22日)産経
突入前、実家に電話の若い巡査に涙 あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
あさま山荘事件を取材する報道陣のテント村=昭和47年2月27日
あさま山荘事件を取材する報道陣のテント村=昭和47年2月27日
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
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