「私が『駐在さん』になった訳」 新人記者が取材した島と山の駐在所(6日)朝日
住みやすい街と評価される福岡市に暮らし始めて2カ月。交通が便利で、食べ物もおいしい。なにより驚いたのが、すぐ近くに自然があふれていること。見渡せば山の景色に和み、広がる海に癒やされる。
聞くところによると、山間部や離島には福岡県警の駐在所があり、地域に溶け込みながら、住民との交流を深めているそうだ。ゆるやかな時間が流れる一方、災害が起きれば、最前線に立つ。警察取材の駆け出し記者として、その現場はぜひ見ておかねば。島と山の駐在所を訪ねた。(椎木慎太郎、鈴木優香)
この春、朝日新聞の記者になったばかりの福岡県警担当の2人。県内の山や島の駐在所で地域を守る警察官の日頃の活動は?駐在所勤務を志したのはなぜ?・・・現地に赴き、「フカボリ」取材をしてきました。
「マル暴刑事」から「山の駐在さん」に変身した、その訳は
福岡県東峰村の標高約1千メートルの山地に、ぽかんと穴をあけたように盆地が広がっている。針のようにまっすぐ伸びた深緑のスギが連なって、盆地を囲むようにジグザグの稜線(りょうせん)を描いている。かつて修験者が植えたとされる高さ50メートルにもなる巨木「行者杉」がそびえ、340年の伝統をもつ小石原焼の窯元が並び、文化と豊かな自然に恵まれた土地だ。
こんな人口約800人の小石原地区にある、県警朝倉署小石原駐在所に勤務するのが岩本隆憲巡査部長(35)だ。
駐在所勤務への思いが募ったのは、暴力団捜査を担当していた2017年ごろだ。事件を追うことに必死だった。大事な仕事で、やりがいもあった。
だが一方で、地域の人から遠…
この記事は有料会員記事です。残り2234文字
https://www.asahi.com/articles/ASQ756RQFQ6STIPE00D.html?iref=comtop_7_07
« 【速報】ダムで男性の遺体が見つかる 行方不明だった49歳の釣り人か 奈良・下北山村(6日)TBS | トップページ | 637回不正アクセス、有休記録削除か 町職員を逮捕(6日)産経 »
「警察関係ニュース(行政も)」カテゴリの記事
- 隣の客に体をぶつけ…スリ犯捜査員がとらえた一瞬の違和感(12日)産経(2022.08.12)
- 「1日4万歩」スリ犯逃さぬ「猛者」 大阪府警捜査員に密着(12日)産経(2022.08.12)
- 県警初任科生が尾根清掃 日航機墜落、遺族登山前に(8日)産経(2022.08.08)
- 路上に倒れた男性を保護 スバル矢島工場勤務の高谷さんに感謝状 群馬県太田市(7日)共同(2022.08.07)
- 「傷」負った被害者、支援今も 「電車乗れない」「人混み怖い」―小田急線刺傷から1年・警視庁(6日)時事(2022.08.06)
« 【速報】ダムで男性の遺体が見つかる 行方不明だった49歳の釣り人か 奈良・下北山村(6日)TBS | トップページ | 637回不正アクセス、有休記録削除か 町職員を逮捕(6日)産経 »
コメント