交流サイト(SNS)で違法行為を請け負う「闇バイト」で実行役を募り、男性を車で連れ去るなどしたとして、大阪府警捜査1課などは22日、営利目的略取や逮捕監禁致傷などの疑いで、指示役の職業不詳、伊藤一輝容疑者(29)=大阪府守口市橋波西之町=を逮捕した。大阪府警はほかにも実行役の男4人と少年1人を逮捕。伊藤容疑者は、実行役らに通信アプリ「テレグラム」で指示を出していたという。
捜査関係者によると、実行役の一部は、5月上旬に京都市内の貴金属店で高級腕時計など約50点(約7千万円相当)が奪われた強盗事件に関与した疑いがある。大阪府警は、背景に組織的な犯罪グループが関与して指示を出していたとみて全容の解明を進める。
伊藤容疑者らの逮捕容疑は共謀し5月13日深夜、大阪市北区豊崎の路上で、男性(23)を鉄パイプで殴ったり、催涙スプレーを噴射したりするなど暴行を加え、乗用車に乗せて連れ去ったなどとしている。
被害男性と一緒にいた知人男性(22)は連れ去られる前に逃げ出して110番。警察官が犯行に使われた車両を発見して実行役を逮捕した。
男性らは事件の数日前にSNSを通じて投資セミナーの講師を依頼され、指定された場所に呼び出されたところを襲撃されたという。通信履歴の解析から、呼び出しには伊藤容疑者名義の携帯電話が使われたとみられる。
大阪府警が実行役から事情を聴いたところ、それぞれSNSで闇バイトに応募して集まっていたことが判明。伊藤容疑者とみられる人物とテレグラムでやり取りをしてそれぞれ報酬を約束されていた。
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https://www.sankei.com/article/20220623-XOS2I4R3UNNVLODZHJ2ZVZ3IA4/