鹿児島県大崎町で昭和54年に男性の遺体が見つかった「大崎事件」で、殺人罪などに問われ懲役10年が確定し服役した原口アヤ子さん(95)の弁護側は27日、第4次再審請求を棄却した22日の鹿児島地裁決定を不服として、福岡高裁宮崎支部に即時抗告した。共犯とされた元夫(故人)についても即時抗告した。
鹿児島市で記者会見した弁護団の鴨志田祐美事務局長は「疑わしきは被告の利益に、との原則が適用されていない」と地裁決定を批判した。
地裁決定は、溝への転落が原因の事故死だったとの救急医の鑑定書を限定的に評価する一方で「無罪を言い渡すべき明らかな証拠には当たらない」として退けた。鴨志田弁護士は「確定判決に合理的疑いが生じており、再審開始は可能だ」と指摘。過去の再審請求審の全証拠を踏まえ、総合評価するべきだと主張した。
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